長期優良住宅ってなに?
2012年05月15日
いよいよ今月26日(土)、27日(日)に鶴岡市美咲町で完成内覧会を行います。
今回のテーマは
『家族の想いをカタチにした子どもたちが主役の家』
です。
この家族がどんな想いで家づくりをしたかは、“おもしろい家づくり”のコーナーで近日中に紹介致します。
ところで今回の住宅は、実は長期優良住宅の認定を受けた建物です。
最近良く耳にする長期優良住宅ってどんな家なんでしょうか?
ちょっと難しいですが、今後の参考のために・・・
簡単に言うと、下の四つの項目
①地震に強い家(耐震等級2以上)
②省エネな家 (省エネルギー等級4)
③長く住み続けられる家 (劣化対策等級3)
④快適さを保つ計画のある家(維持管理対策等級3)
の性能を有する建物を各地方公共団体が認定する制度です。
この建物に認定されると、いろいろ有利な事があります。
①フラット35Sエコ(金利Aプラン)採用可能で金利が安くなる。
フラット35Sエコ 金利Aプラン 当初5年間年1.43% 6~20年目年1.83% 21年目以降年2.13%
フラット35Sエコ 金利Bプラン 当初5年間年1.43% 6~10年目年1.83% 11年目以降年2.13%
※通常のフラット35は、2.13%で一定(平成24年3月現在)
②地域型住宅ブランド化事業(平成24年度) 100万円補助
※現在まだ決まっていません。
③復興支援・住宅エコポイント 15万pt支給
※太陽熱利用システム設置の場合、2万pt加算
④地震保険の割引 耐震等級2で20%割引
⑤税制優遇 所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、贈与税
などがあります。
ここでちょっと気をつけなければならない事は、
A.②、③は国の予算がありますので確定しているものではありません。
B.長期優良住宅にするため、建物の造りを多少変更するため費用が加算したり、手続き書類にお金がかかる場合があります。
補助金については、もらえたらラッキーくらいの考えで予算を組むことをお勧めいます。
ただ、建物は、行政がある一定以上の性能を認めているわけですから、安心感はあると思います。
しかし、長期優良住宅という名前にしては、省エネルギーの性能が低すぎます。
私たちは最低でも現行の2倍、出来れば3倍くらいの性能がないと省エネルギーどころか、増エネルギーになりかねません。
ちなみに、今回の住宅は約3.4倍の断熱性能です。
このような意味からも国で示している長期優良住宅が本当に優良かと問われと・・・?
どうなんでしょうか?
ちょっと疑問符が付きますね。
by kakizaki
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オールアース住宅を知っていますか?
2012年01月14日
オールアース住宅を知っていますか?
と言っても、私も、今鶴岡で工事をやっているお施主様より教えて頂いて、施工しているのですが、山形県では、弊社の現場が初めてだそうです。
簡単にいうと、オールアース住宅とは、家の中で発生する電磁波の対策を施した住宅のことを言います。
電磁波については、電気機器や配線から発生していることは、以前から指摘されてきていましたが、その対策はほとんどされてこなかったというのが、実態です。
その電磁波が、身体にどのように影響するのかも含め、一度『オールアース住宅』のHPを参考に見て頂けたらと思います。
電磁波については、私自身分らない部分が多いので、HPの内容を参考にして頂けたらと思います。
実は、1月12日にこの現場の電磁波対策の工事が終了したので、電磁波測定をやってきました。
この緑の特殊な誘導性の繊維にアースを取ることにより、電磁波を低くすることができます。
オールアース住宅の提唱者の土田直樹社長が、実際に弊社の物件の電磁波を測定しました。
電線を測ると118V/mの電磁波を測定
柱を測ると182V/mの電磁波を測定
電磁波対策をした壁は28V/mを測定
基準値は世界で最も厳しいスウェーデンのVDTガイドライン(25V/m以下)を採用しています。
今の段階では、工事の機械などが干渉するので、余り低い数字はでないそうです。
とりあえず、アースが取れている事の確認はして頂き、工事としては、問題ないそうです。
今回の測定を見ていると、室内の壁、二階の床から、電磁波が出ていることは、確かめることはできました。
そして、対策をたてた部分は明らかに、数値は下がりました。
こんな風に数値化されるとなんらかの対策を検討する必要があるような気もします。
しかし、電磁波対策については、建築的にはほとんど問題にしていないのが実状です。
今後、どのように、対応していくべきか、私も非常に悩ましいところです。
ただ、電磁波対策を希望される方は是非参考にして頂けたらと思います。
by kakizaki
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これからの家づくりの行方は?
2012年01月07日
新年明けましておめでとうございます。
新年ということもあり、多くの建築雑誌が今後の住宅の方向性を示していました。
今後は、大きく分けて二つの方向に分かれそうです。それは、
①スマートハウス
②パッシブデザイン
です。
スマートハウスとは、エネルギーや光熱費が「少なくて済む」という意味でのスマートと、「賢く」「手軽に」省エネをするという意味でのスマートのふたつがあり、スマートハウスはこの両方をできる限り自動的に実現することを目指します。
住宅を「省エネ家電」化する、そんなイメージにすると解り易いかも知れません。
スマートハウスのゴールは電力の「自立」「光熱費ゼロ」であるため、創エネ設備が不可欠です。
その構成する技術が
①発電設備
②蓄電池
③スマートメーター
※次世代電力計。電力の使用量や太陽電池の発電量などをデジタル化・見える化し、ネットワークでつないだパソコンやスマートフォンなどに送信できるメーター。
④HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)
※スマートメーターの機能に加え、太陽電池や蓄電池、エコキュートやIHクッキングヒーターなどの住宅設備、エアコンや冷蔵庫など電力使用が大きい家電を有線・無線・電波などで結び、エネルギーの状況を見える化しながら最適化する機能を持つシステム。
等です。
スマートハウスは、大手ハウスメーカーがこぞって参加しています。
その理由は、
①売り易い
②単価をアップできる
③導入が手軽
④スケールメリット・企業力を生かせる
⑤分譲戦略に使える
などです。
そう言われと、最近の住宅会社の宣伝を見ると、このスマートと言葉がやたらと出てきます。
次にパッシブデザインは、「地域の気候や敷地の魅力・メリットを最大限生かしながら、太陽や風などの自然エネルギーを活用することで、快適で省エネ、ナチュナルな暮らしを実現すること」がパッシブ型の家づくりで、そのための設計手法をパッシブデザインと呼びます。
「日本の民家を、現代の躯体性能と設計技術、そして感性でより豊かにしたもの」というと分り易いと思います。
豊かで快適な暮らしを、できるだけ環境に負荷を与えず、ナチュナルに日本の地域のモノやコトを大事にし、自分の身体や手を動かすことで、楽しみながら実現する「ていねいな暮らし」を実践する生活者を対象にしています。
「パッシブデザイン」の技術は簡単ではないが、地域に根差した設計事務所、住宅会社、工務店が本領を発揮できる分野でもあります。
弊社は、もちろんパッシブデザインを推し進めています。
実は、昨年の新建ハウジングプラスワン 7月号に特集「パッシブデザイン 地域気候と自然エネルギーを味方につける家づくり」のなかで、「暖房エネルギーを次世代の1/2~1/3に抑える」と題して私の記事が掲載されました。
興味のある方は、記事を是非読んでみて下さい。
下の本の表紙をクリックすると記事に繋がります。
但し、上の二つは、はっきり二分化されるものではなく、色々な形で融合されていくことも、当然考えられます。
いずれにしても、今後はエネルギーが大きなテーマである事には、変わりはありません。
by kakizaki
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ついに無暖房住宅の研究に着手
2011年05月24日
今月19・20・21日と京都で新木造住宅研究協議会の総会があり参加してきました。
ついにと言うか、やはりと言うか、住宅の断熱性能は、無暖房レベルの研究へと進んできました。
新住協では、 『Q1X住宅』という表現をしています。
Q1Xは、4つのグレードになっています。
ここ酒田・鶴岡にあてはめると、
グレード1 次世代省エネ基準(国に基準)の1/3の暖房エネルギー
グレード2 次世代省エネ基準(国に基準)の1/4の暖房エネルギー
グレード3 次世代省エネ基準(国に基準)の1/6の暖房エネルギー
グレード4 次世代省エネ基準(国に基準)の1/10の暖房エネルギー
仮に36坪の大きさで計算してみると、年間の灯油の消費量は、
次世代省エネ基準 1,232リットル
グレード1 411リットル(1/3)
グレード2 308リットル(1/4)
グレード3 205リットル(1/6)
グレード4 123リットル(1/10)
一軒の家で年間の灯油の消費量が123リットルとは、ほとんど無暖房住宅と言えるのではないでしょうか。
暖房設備が不要になりますので、ちょっと寒いときは、取り付けてあるエアコンで暖房するだけで十分。
もしくは、厚いセーターを重ね着するだけでOK。
こんな住宅に一般の方が住む時代が、すぐ目の前まで来ています。
実は、このような住宅は、冬より夏対策が重要です。
冬は、少し暖房すれば良いのですが、夏は、いかに直射日光が室内に入り込まないようにするための、きちんとした対策が重要です。
やみくもに断熱性能だけをあげて、夏対策をしないと、とんでもない住宅になって暑くて住めたものでは、ありません。
このクラスの住宅になると、 『環境デザイン』という考え方が、大切になります。
ただ形がカッコイイという理由だけでは、家を設計できなくなります。
住環境を配慮しながらデザイン性を上げていく努力が重要になっていきます。
さらに、新住協では、Q1X住宅にソーラーパネルを併設し、CO2発生がマイナスの住宅にしていくことも、視野にいれています。
確か、21日(日)のニュースで、菅首相が、2020年までに、ソーラーシステムの価格を現在の1/3、2030年まで1/6にしたいと述べていました。
仮に価格が1/3になってくれると私の計算では、約6年で、設備投資がペイ出来ます。
こうなってくると、ソーラーシステムを設置する事が、がぜん現実味を帯びます。
自宅で消費するエネルギー(照明・調理などの家電、暖房、冷房など)は、自前でまかなえる住宅、すなわち私が最終的に目指したいカーボンニュートラルハウス(実質二酸化炭素を排出しない住宅)が本当に可能になってきます。
夢が夢でなくなってきたかも・・・
by kakizaki
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建築費の目安
2011年03月09日
弊社のホームページの中にコスモホームのスタイルというコーナーがあります。
実は、二年前にこのコーナーの説明ブログを書いていましたが、途中で尻切れトンボのなっていました。
その続きに再挑戦してみたいと思います。(今回は、最後まで書き終えます。)
過去のブログを読みたい方は、下記を参考願います。
今回は、建築費の目安という題です。
よく、お宅の会社の建物は、
『坪単価いくらですか?』
と聞かれます。
住宅の価格は、誰しもが気になるところですが、実は一概にいくらとは言えません。
建物の価格は、その形状によっても、かなり違ってきます。
通常総二階タイプが経済的で、平屋建ては高くつきます。
仮に同じ40坪の家の場合、平屋の基礎や屋根は、40坪分必要ですが、総二階の場合は、約半分で済みます。
そして、40坪家も70坪の家も、通常お風呂などの設備は、一つです。
それらの設備費を大きい面積で割れば、当然坪単価は安くなります。
弊社の場合、いわゆる企画住宅というものがなく、一棟一棟オーダーメイドのため建物のデザインが全て違い、仕様も違います。
そして、一番違うのが、建物の断熱性能によって、価格が違ってきます。
要するに、光熱費の性能が良い家は、建設費が少々高くつきます。
しかし、燃費が良い分、暖房費を安く押さえることできます。
私は、省エネルギーの観点から断熱性能の良い家を建てませんかといつも言っています。
特に、新木造住宅技術研究協議会が薦めているQ=1(キュウワン)住宅を推奨しています。
(Q=1住宅とは、国で定めている次世代省エネルギー基準の1/2~1/3の燃料費で済む家です。)
このように、建物の形状や断熱性能によって価格が違うのですが、あえて言うならば、
『今までの経験からだいたい坪50万円くらいから始まっています』
と応えています。
坪50万円が安いか高いかは私どもは何とも言えませんが、お客様によっては、坪70万円くらいになる方もいます。
請負金額をただ単純に面積で割った金額がどれだけ意味をなすのかは解りませんが、私は、ようするに、建物の総額とその建物にどれだけの価値を見いだせるかが問題になるのだと思います。
50坪×40万/坪=2000万円
40坪×50万/坪=2000万円
どちらが満足するか?
仮に面積が少々小さくてもそれらをカバーする『何か』があればそれでよいのではないでしょうか。
と言うより、その『何か』が重要なような気がします。
by kakizaki
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