高断熱住宅は健康住宅でした

2010年08月09日

ブログ | 住宅性能

住宅を高断熱化すると、健康リスクが、軽減されるという、調査結果がでました。

グレード3   アルミサッシ+シングルガラス(省エネ等級3)

グレード4   アルミサッシ+シングルガラス(省エネ等級4)

グレード5   樹脂サッシ+ペアガラス(省エネ等級4以上の高性能)

《寝室のサッシの種類とガラスの枚数を調査》

上のグラフは、近畿大学理工学部教授の岩前篤さんが、住まい手に行ったアンケート調査結果をまとめたもので、断熱性能の高い家に転居したあと、病気の諸症状がよくなった人の割合(改善率)を示しています。

注目したいのは、どの症状も、断熱性能が上がるほど改善率が上がっている ことです。

『断熱化の費用対効果を測る指標は従来、ほとんど省エネ(光熱費)だけでした。しかし、断熱化は人の健康状態にもいい影響をもたらします。それが、びっくりするくらいはっきりとデータに表れました。』と岩前教授は、話します。

確かに、『高断熱住宅は、温度のバリアフリーになり、健康にいい住宅』ですというような宣伝をしている工務店がありますが、観念的には理解できるのですが、明確な根拠はありませんでした。

しかし、今回の調査によって高断熱住宅と、健康との因果関係が裏付けられた ような格好になりました。

調査結果によると、気管支喘息、のどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎、肌のかゆみは、転居した住居がグレード3の断熱性(省エネ等級3相当)でも改善率が30%を超えます。

グレード4相当(=省エネ等級4相当になる改善率はさらに上がります。)

さらに、グレード5(=省エネ等級4以上の高断熱住宅)では、気管支喘息、のどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎の改善率が実に60~70%にもなります。

3人のうち2人が『以前の住まいに比べ症状が出なくなった。』と答えています。

なぜ症状が改善したかは、今回の調査からはわからないとのこと。

室内の温度があがり一定になり、結露がなくなりダニ・カビの発生が減ったなど「いろいろな要因がからんでいる」と岩前教授は言っています。

より明確に、高断熱住宅と健康との因果関係がはっきりと示されれば、高断熱住宅に懐疑的な建築士も認めざるを得ないのですが・・・

私は、早くその辺の研究結果が出ることを、望んでいます。

by kakizaki

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